ダバオ市の観光・ビジネスセクターの関係者は、先月8月30日に制定された共和国法第11457号「ダバオ国際空港局(Davao International Airport Authority 以下DIAA)の設立に関する法律」への大統領署名に関して、ロドリコ・ドゥテルテ大統領へ祝辞を送った。DIAAは、運輸省(Department of Transportation)の管轄で、ダバオ地方のすべての空港の統括マネジメントを行っていく機関だ。
ダバオ市商工会議所(DCCCII)のArturo Milan会長は、商工会議所はDIAAの設立のために積極的なロビー活動を行ってきたと説明し、DIAAは「ダバオ国際空港」を設立し、ミンダナオ島とブルネイ-インドネシア-マレーシア-東ASEAN成長地域(BIMP-EAGA)を結ぶハブ空港として、発展させていく計画があると述べた。なお、現在用いられている「ダバオ空港」は通称であり、「フランシスコ・バンゴイ国際空港」が正式名称だ。DIAAは既存の空港を発展、再開発し、ダバオ国際空港の設立を目標としている。
ダバオ市観光局(Davao City Tourism Office)の局長Generose Tecson氏は、DIAAの下、ダバオ市が空港施設のメンテナンスに責任を持つことになるとした。また、ダバオ市議会観光委員長Myrna Dalodo-Ortiz氏は、DIAAがフランシスコ・バンゴイ国際空港のマネジメントを行っていくことにより、フィリピン民間航空局(CAAP)が滑走路の運用に集中できるようになるとした。同氏は、空港設備が改善され、観光客にとって魅力的な空港になるだろうと期待を寄せている。
空港局設立の法整備をすすめ、最新の空港が整備されていけば、ダバオ地方は観光客にとってより魅力的な場所となるだろう