ダバオ地方水産資源局(以下BFAR-Davao)は、即死に至る可能性がある毒素のため、 現地では「ブテテ」と呼ばれているフグの調理および摂取に対して厳重な警告を発した。
これは、5月20日にダバオ・デル・スル州サンタクルスのアストルガ村で、夕食にフグを食べた家族の5人に疲労感、めまい、嘔吐などの症状が現れ、州立病院に運ばれたことを受けてのものである。また、家族の残り物を与えられた鶏などのペット全てが死亡した。
BFAR-Davaoは声明で、フグ科に属する魚、一般的に「ブテテ」として知られるフグの摂取に伴うリスクについて、フグの多くの種がテトロドトキシンという強力な神経毒を含んでおり、重篤な健康被害や死亡を引き起こす可能性があることを警告している。
フィリピン漁業法1998(共和国法第10654号による改正)の第67条、および1992年消費者保護法(共和国法第7394号)の第10条に基づき、フィリピン農業省は、水産物の移動や取引の監視および規制を求めており、有害で安全でない製品の市場での販売や配布を禁止している。このため、BFARは2014年に漁業行政命令第249号を発行し、「フグは生でも調理されていても販売することが禁止される」と定めた。 フグを販売または配布していることが判明した場合、違反者は10,000ペソから100,000ペソの罰金を科され、最低2ヶ月から最大1年間の懲役が課される。最悪死に至ることもあるため十分に気をつけねばならない。
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