2024年1月10日にカナダはテロ、誘拐、犯罪活動、および紛争などからミンダナオのさまざまな州への渡航を警告する勧告を発行した。カナダが発行した勧告には、以下の地域が含まれる。
– BARMM(ラナオデルスルおよびマギンダナオを含む)
– 北ミンダナオ(ブキドノン、カミギン、ラナオデルノルテ、ミサミスオクシデンタル、ミサミスオリエンタルを含む)
– ソクサージェン地方(コタバト、サランガニ、サウス・コタバト、スルタンクダラットを含む)
– 西部ミンダナオ半島(サンボアンガデルノルテ、サンボアンガデルスル、サンボアンガシブガイ)
また、不要不急の渡航を回避するよう呼びかける勧告は、特定の東ミンダナオのカラガ(アグサンデルノルテ、南アグサン、ディナガット・アイランズ、スリガオデルノルテ、ただしシアルガオ島を除く)などにも及んでいる。このように、渡航勧告はダバオ市を除く東ミンダナオの隣接地域と地域にも広がっているのだ。勧告に対して、フィリピン政府は批判を寄せている。
ミンダナオ渡航に対して否定的な勧告を行ったカナダの対応とは異なり、マレーシア政府はフィリピン、特にミンダナオ地域に対する脅威を否定している。ダバオ市のマレーシア総領事であるデディ・ファイサル・ビン・アフマド・サレー氏は、マレーシアはフィリピンに対して否定的な渡航勧告を発しておらず、むしろフィリピン全体への旅行を奨励していると断言した。 ダバオ市のムスリム事務局(DCMAO)は、市内の11の民族部族を代表して、マレーシア総領事と会談を行った。観光、ハラール慣行、その他の経済提案のパートナーシップの強化について議論した。マグインダナオ族のガブリエル・ナカン氏は、ダバオトクアラルンプール間の直行便を復活させるという案、ダバオ、サウジアラビア間の直行便を新たに設置することに対する前向きな考えを表明した。
国によって異なるミンダナオに対する考え方。今後の国際関係がどのように発展するか注目だ。
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