【News】ダバオ市、市全体で地震と津波を想定した避難訓練を実施

避難訓練

昨日14日、ダバオ市でマグニチュード8クラスの地震と津波を想定した避難訓練が行われた。市が主催し、ダバオ市全体で行われる地震と津波の避難訓練は今回が初めて。 災害リスク軽減管理局のよると、今回の訓練の目的は、自然災害によって引き起こされる緊急事態において、政府や周囲に依存するのではなく自分自身で考え 身を守ることができるようになる為であるとのこと。

この訓練には、政府の対応機関、市の災害リスク軽減管理局、 911(救急消防)、学校、各地域担当者などが関わり参加した。訓練では、地震が起こった際、車両、特に津波の被害を受けやすい地域の車両は、道路の端に停車し、車内で待つよう求められ、道路は政府関係者の緊急車両のみ通行できる状態にすることを徹底。避難は歩いて行い、津波エリアで避難する人は、より高い地域や高層ビルに行くよう指示された。

各学校では、市の災害対策チームが見学を行い指導。各事業所には対策チームを設定し、訓練の円滑な流れをチェックするよう指示が行われた。 フィリピン火山・地震学研究所(Philvolcs)の報告によると、ダバオ市では、5つから6つの活断層が発見され、 Tamugan、Dacudao、Lacson、New Carmenなどに活発な断層が見られるとのこと。ダバオ市のサラ市長は、この報告を受け、避難訓練を積極的に推進している。