ダバオ市は6月30日、保健省ダバオ市事務所(以下CHO)を通じて、医療従事者と高齢者を対象とした、新型コロナウイルスに対する3回目のブースター接種をピープルズパークで開始した。
ピープルズパークでのワクチン接種を担当する地区保健医のPaul Marvin Mañosa医師によると、2価(オミクロン株対応)ワクチンの3回目のブースター接種を受ける資格のある人が、今回の接種に参加できるという。「医療従事者と高齢者には2価の3回目の接種を行う。彼らは、2回の接種と、その後2回のブースター接種を受けているという条件の下、今回の接種が許可されている唯一の人々」とMañosa医師は語る。
医療従事者と高齢者は、3回目の無料ブースター接種を希望する場合、前者は医療従事者ID、後者は高齢者IDか生年月日が確認できる身分証明書を提示する必要がある。これまでに受けたブースター接種の銘柄は問われない。「計4回の接種を受け、最後のブースター接種から4ヶ月が経過していれば、3回目のブースター接種を受ける資格がある」とのことだ。
Mañosa医師曰く、ピープルズパークの予防接種ハブには3,900回分のファイザー社製2価ワクチンがあり、在庫がなくなるまで予防接種を続ける予定であるという。ハブは月曜日から金曜日の午前8時から午後3時まで営業している。また、同様のブースター接種は毎週金曜日に主要なバランガイ(最小行政区)保健センターでも行われる。
さらに、ピープルズパークの予防接種ハブでは引き続き、1回目の接種から2回目のブースター接種も行う予定だ。「我々は、予防接種を受ける資格のあるすべての人に、予防接種を受けることを勧めている。現在、新型コロナウイルスの感染はそれほど深刻ではないが、少なくとも、特に高齢者にとっては、予防効果が高まるだろう」と同氏は見解を示した。
生活様式も元に戻りつつある中、ワクチンを必要としている人はまだ少なくない。今回の接種は段階的に対象を拡大していくことを予定している。これにより、少しでも多くの市民が安心安全の生活を継続できることを期待したい。