日本では5月の連休といえばゴールデンウィークだが、フィリピンでは5月1日が労働者の日(Labor Day)として、国民の祝日に定められている。労働者の大規模なストライキに起源を持つこの日は、学校・行政・企業はほとんど休みとなる。
そんな労働者の日に合わせて、労働雇用省(以下DOLE)ダバオ地方支部や他の地方政府機関により、ジョブフェアが開催された。参加した応募者のうち、ダバオ市、マティ市、タグム市から合計250名がその場で採用された。
DOLEダバオデルノルテ支部のTalingting局長によると、タグム市でのジョブフェアでは、地元企業20社と海外の4社から1,000件以上の求人があったとのことだ。5月2日時点で、DOLEダバオ地方支部の公式フェイスブックページには、タグム市のNCCCモールで開催されたジョブフェアで採用された37名が紹介されている。
一方、1日にSMシティアネックスで開催されたダバオ市のジョブフェアでは、814名の応募者から110名がその場で採用された。また、同日、ダバオオリエンタル州の議事堂で開催されたダバオオリエンタル州マティ市のジョブフェアでは、425名の応募者のうち103名が採用された。
雇用は経済成長に欠かせない要素だ。昨年も、DOLEは他省庁と共同でジョブフェアを開催している。今回のジョブフェアがダバオの経済成長や、人々の生活水準の向上に寄与することを期待したい。