熱狂的な観客がマヌカ・ドクター・アリーナを熱気の渦に包み、アレクサンドラ・エアラ選手を逆転勝利へと押し上げた。今大会のASB(Auckland Savings Bank)クラシック屈指の名勝負となった。
2026年1月6日夜に行われたアレクサンドラ・エアラ選手とドナ・ベキッチ選手の一戦は、テニスアリーナで行われたにもかかわらず、まるでサッカースタジアムのような雰囲気に包まれていた。それほどまでに、エアラ選手を応援するファンの声援は凄まじかった。
フィリピン出身で20歳のエアラ選手は、ASBクラシックで数百人に及ぶファンの後押しを受け、経験豊富なクロアチアのベキッチ選手を4-6、6-4、6-4で下した。試合時間は2時間40分に及ぶ激闘であった。
両者が一歩も引かずに打ち合う展開となり、今年の大会の中でも屈指の好試合となった。その価値をさらに高めたのが、オークランド在住のフィリピン系コミュニティを中心とした、エアラ選手の大応援団による圧倒的な声援である。
「こんなにも多くの人が足を運んでくれるのは本当に素晴らしいことです。緊張感や雰囲気、そして試合後の感情も一層高まります。時間を割いて観に来て、応援してくれたことに心から感謝しています」とエアラ選手は語った。
試合終盤にはドラマもあった。第3セット5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチで、一度はブレークを許したが、その後も攻撃的なリターンでベキッチ選手にプレッシャーをかけ続け、再びブレークを奪って勝利を決めた。
「本当に接戦でした。厳しい場面でいくつかポイントを奪い、うまくプレーできたのが勝因です。第1セットは思うようにいきませんでしたが、それだけ相手が手強かったということです」と振り返る。
勝利が決まった瞬間、会場は大歓声に包まれた。その光景は、エアラ選手が世界的な人気を高めつつあることを象徴していた。
「毎回、本当に驚かされますし、心から楽しんでいます。皆さん、本当に来てくれて、全力で応援してくれる。そのことに、ただただ感謝しています」とエアラ選手は笑顔で語った。






