【News】新たに見つかった変異株「オミクロン株」への警戒が世界で高まる、ダバオ市でもサラ市長が言及

ダバオ

ダバオ市は警戒レベル2となり、落ち着いた状況が続いている。以前ほど厳しい制限もなく、街には人通りも増えてきた。しかし、先日判明した「オミクロン株」への懸念で状況が変わったように思う。日本も、11月30日火曜日0時をもって全外国人の入国を禁止とした。ダバオ市ではどのような備えをしているのだろうか?

11月29日月曜日、ダバオ市災害ラジオに出演したダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、ダバオ市民のなかで感染対策に関する課題があると指摘した。そして、「ここ2週間で、市民の皆さんに基本的な感染対策を続ける必要性があるのを理解してもらうために取り組んでいます」と語ると、感染対策をこれからも無視すると、近いうちに新たな感染爆発が起きてしまうと警鐘を鳴らした。

ダバオ市内を見た様子から、サラ市長は、モールに人が押し寄せていて、そこにはまだ新型コロナウイルスワクチンを接種していない子どもを連れた大人もいると指摘した。最近、サラ市長は、11歳未満の子どもがモールに入るのに制限を再度かけることを検討していると述べていた。しかしながら、省庁間タスクフォースの感染症対策部会が、警戒レベル2ではどの世代も移動制限はかけられないとしているため、感染対策の確保のためにはその施設運営のやり方に委ねる状態となっているという。

サラ市長は、感染対策には課題を挙げたが、ダバオ市の現在の新型コロナウイルス感染状況は落ち着いているとも述べた。そして、「保健省のデータによるといいニュースもあります。ダバオ市は低リスクから最小リスクに改善し、これは低リスクよりも低いものとなっています」と語った。

ただし、サラ市長は、新たな変異株「オミクロン株」への警戒を忘れていない。27日土曜日に世界保健機関(WHO)が発表したオミクロン株はまだ不明点も多く、デルタ株よりも感染力が高いのではないかと懸念されている。南アフリカで見つかった同変異株が世界各国で見つかっている現状を踏まえ、サラ市長は、ダバオ市にも近いうちに流入するかもしれないと述べた。そして、ダバオ市民に、混み行った場所や換気できない場所に行くのを避け、複数人で集まるときは開けた場所を選ぶようにしてほしいと呼びかけた。

オミクロン株がもし流入してしまうと、状況が急変してしまいかねない。まずはその全貌が明らかになるまで、これまでの感染対策を一層気を付けておこなっていかなければならないという意識をもって行動したい。

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