ダバオ市の隣にあるサマル島アイランドガーデン市(Igacos)は、10月16日に24時間敷いていた酒類販売禁止令を解除することを明らかにした。この措置に関して、アイランドガーデン市(Igacos)のAl David Uy市長は、同市がニューノーマルに移行するためにも一部の経済活動を徐々に緩和する必要があると述べている。
10月7日、Uy市長は、市長令321「酒類の禁止解除、ならびにその販売、配布、消費の制限」を発出した。同市長によると、どのお酒も午前9時~午後9時までしか販売を許可しないという。そして、「自宅や正式に予約したリゾートでしかお酒は許可しない」とも述べた。そのため、ビアホールやビデオケのあるバー、ナイトクラブ、バー、ビアガーデン、レストランなど公共の場ではお酒の提供が禁止のままとなる。しかしながら、事実上、サマル島内でお酒を飲むことが可能となる。
この酒類販売禁止令の一部解除について、Uy市長は、「アイランドガーデン市(Igacos)がニューノーマルに移行するため、一部の経済活動を徐々に再開していく必要がある」と述べている。これまで同市は、8月31日から9月30日までデルタ株の感染拡大の影響で24時間にわたる禁酒販売禁止令が敷かれていた。また、その影響でリゾートには多くの制限が課されており、サマル島の主産業である観光業への影響が続いている。
ワクチン接種を2回終えても新型コロナウイルスに感染することが分かり始め、各国ではウィズコロナという考えが浸透し始めている。コロナウイルスと共存しながらどのように経済活動を再開させていくのか、その一歩をサマル島アイランドガーデン市は先に進めた形となった。