2021年5月30日(日)、サマル島アイランドガーデン市のウイ市長は、同島で新型コロナウィルスの新規感染者が増加しているため、6月1日から14日までの2週間、観光客の立ち入りを禁止すると述べた。サマル島はダバオ地方の観光客に対して規制を緩和してた。
ウイ市長によると、観光客の立ち入りを禁止命じる市長令291号はサマル島にある全てのリゾート施設やビーチなどの営業を6月1日から2週間禁止するもので、観光省ダバオ地方支部はこの措置によっておよそ130のリゾート施設やビーチ等が影響を受けるだろうと述べている。
但し、観光省から特別な認可を受けているリゾート施設やビーチは営業停止を免除され継続することが可能である。サマル島内でこの特別な認可を受けているリゾート施設やビーチはパールファーム、パラダイスアイランド、ブエナビスタ、クラブサマルリゾートのみとなっている。
ウイ市長は、サマル島は今まで規制緩和して主にダバオ市からの観光客を受け入れてきたが、ここ最近ダバオ地方の新型コロナウィルス感染者が増加傾向に転じていることもあり、感染の更なる拡大やクラスター発生を防がなくてはならないと市民に理解を求めている。
また、今回の措置で仕事に影響を受けて収入が減る観光産業の従業員はアイランドガーデン市が実施している雇用プログラムを利用することができ、最低10日間から最大30日まで市が提供する仕事を得ることができ、収入を受け取れるのでぜひ利用してほしいと呼び掛けている。