3月1日(月)、サマル島のアイランドガーデン市(IGACOS)は、同島から新型コロナウィルス省庁間タスクフォース(IATF)に要請していた観光業の再開に関して、IATFから許可されたことで、サマル島の観光業が再開されることを公表した。収容人数の75%まで営業が可能となる。
アイランドガーデン市(IGACOS)のウイ市長は、限定的ながらも島内のリゾート再開やアクティビティを許可する市長令277号を2月27日に発行した。発行された市長令では、基本的な感染防止対策は必須として、宿泊施設内での食事、カフェ、バー、ジム、スパ等の営業が収容人数の75%以内で可能になる。
また、施設内のホールや会議室、宿泊部屋、宿泊施設が運用する陸上及び海上の交通手段についても75%以内で利用可能とされた。しかしながら、宿泊施設への事前予約は必要とし、予約がない、QRコードを持たない者は施設内に立ち入ることを禁じている。未成年者は保護者と同伴であれば施設内への入場が許可され、高齢者は医療機関で発行される健康診断書を持参することも必要なくなった。
禁止されていたアイランドホッピング、スキューバダイビング、シュノーケリング、ジェットスキーやモーターボート等、その他のマリンスポーツを含む施設外での観光アクティビティに関しても収容人数の50%以内という条件で規制緩和されることになったが、感染防止対策のためシュノーケリングやダイビングは使用する機材を持参することが条件として定められた。
今回、サマル島の観光業再開に関しては、全ての宿泊施設やリゾートで観光省やアイランドガーデン市(IGACOS)の事前許可が必要になるが、先月28日時点で既に73の宿泊施設やリゾートが当局から許可を得ており、3月1日からの営業が可能な状態となっている。(営業が再開された宿泊施設は以下の画像を参照)