7月13日、ダバオ市にさらにワクチンが到着した。今回到着したのはロシア製ワクチン「スプートニクⅤ」であり、合計で11,100回分が供与された。ダバオ市のワクチン接種は好調に進んでいきそうだ。
ワクチンは7月13日午前6時ごろ、商用機に乗ってダバオ国際空港に到着した。保健省ダバオ支部によると、11,100回分のうち900回分は2回目の接種に、10,200回分は優先度A1~A5の1回目の接種に使われる予定だという。7月初旬にA4(教師、交通機関関係者、観光業関係者など)の接種が始まっていたが、A5(低所得者など)への接種も始まろうとしていることが伺える。しかしながら、同省は各地方自治体にどれだけのワクチンが配分されるかについては明らかにしていない。
また、保健省ダバオ支部によると、ダバオ地方にこれまで配分されたワクチンは合計924,910回分であり、シノバック、ファイザー、アストラゼネカ、およびスプーニトクとなっている。そのうち853,600回分は既に各地方自治体に配布されており、71,310回分はまだ配られていない。
7月9日および10日、ロシア直接投資基金(The Russian Direct Investment Fund)は、Covid-19に最も有効とされるワクチン「スプーニトクⅤ」を追加で17万回分送ったと明らかにしていた。この数量も加えられ、フィリピンには35万回分のロシア製ワクチンが到着している。
これまでにフィリピンでは合計2,077万9,910回分のワクチンが供与されている。その内訳はシノバック製1,200万回分、アストラゼネカ社製570万8100回分、ファイザー社製249,600回分、モデルナ社製249,600回分、そしてスプーニトクⅤが350,000回分となっている。日本からもアストラゼネカ社製ワクチンが7月8日に供与されている。