【News】ワクチンの「えり好み」に対し、関係各所から注意喚起、接種率にも影響

ダバオ

新型コロナウイルスのワクチンには、さまざまなメーカーのものが存在する。そして、このワクチンを打ちたい、打ちたくないといった「えり好み」が見られると、Covid-19タスクフォース・ダバオはコメントした。実際にどのような現象が見られているのだろうか?

Covid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser報道官は、9月10日金曜日の災害ラジオでワクチンの種類によって接種会場に来る人数に差が生まれていると述べ、「ワクチンをえり好みすることでまったく人が来ない接種会場もあります。ワクチンの種類を理由に、予約をしていても来ないのです」と語った。

この状況に関して、Schlosser報道官は、市のワクチン供給は政府に頼っているのでえり好みしないでほしいと市民の協力を呼び掛けた。そして、「Covid-19から守ってくれないワクチンは存在しないと市民の皆さんには伝えています。どの種類のワクチンでもCovid-19からしっかりと皆さんを守ってくれます」と語った。

この問題については、サラ市長もコメントしている。毎週月曜日のラジオ番組に出演したサラ市長は、重症化するかもしれないのでワクチンの種類を選ばないでほしいと市民に呼び掛けた。そして、「誰が重症化するかは私たちには分かりません。それがいつなのか、そして私たちなのかも分かりません。だからこそ、機会があるならワクチンを受けることが重要です。毎日Covid-19の危険にさらされているのですから、選ぶなんてすべきではありません」とコメントした。

この事実から浮き上がってくるのは、いわゆる人気のないワクチンの在庫は余っているということではないだろうか?これからもさまざまな種類のワクチンがダバオ市にも供給される。そのすべてがしっかり接種されるよう、市民の意識のアップデートも求められているといえよう。

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