【News】コロナワクチン接種でゾンビになることはないとサラ市長が公式発表

サラ・ドゥテルテ市長

2021年7月6日(火)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、市民の間に広がっている「新型コロナウィルスワクチンを接種した者はゾンビになる」という噂に対してワクチンを接種した者がゾンビになるということはありえないと完全否定し、ワクチン接種は新型コロナウィルスで死亡するリスクを軽減させるものだと改めて接種を市民に促した。

サラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演した際に、このようなデマが一般市民を怖がらせるためにSNS上で流布されていることを把握しているとした上で、ワクチン接種に関してはこのような根拠のないデマを無視し、正しい知識を身に着けて欲しいと市民に呼び掛けている。

また、ダバオ市民は既に一回目のワクチン接種を受けたものが25万人弱、二回目の接種を受けたものが5万人強となり、彼らはゾンビになっていないし、誰もゾンビを捕まえてもいない、私たちは市が元の状態に戻るように集団免疫を獲得するためにもワクチン接種を強く勧めていくとしている。

ダバオ市はワクチン接種目標人数を120万人としている。7月4日時点で248,283人が一回目の接種を受け、52,038名が二回目の接種を終えている。サラ市長は、9月までに誰もゾンビにならない場合は、虚偽の情報をSNS等に流布している者を探し出し、その者たちにワクチン接種を受けさせたいと警告している。