7月22日、ダバオ地方にさらに123,000回分の新型コロナウイルス(Covid-19)ワクチンが到着した。これでダバオ地方に供与されたワクチンは合計約140万回分となった。また、ダバオ市ではワクチン接種の1回目もしくは2回目まで終わった人の数が30万人を突破した。
7月22日にダバオ国際空港に到着したのは2種類のワクチンだった。まず、午前7時15分に到着したのがファイザー社製ワクチン51,480回分で、その後午前8時半にシノバック社製ワクチン72,000回分が到着した。これまで合計で1,388,960回分のワクチンが、ダバオ地方に供与されたことになる。これまでファイザー、シノバック以外には、アストラゼネカ社、スプーニトクⅤ、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンが供与されている。
ダバオの各地域への配分は、すべて政府がおこなっている。これまでの各地域の接種状況は、ダバオ市(1回目接種:309,673人、2回目接種:124,034人)、ダバオデオロ州(1回目:48,545人、2回目:14,500人)、ダバオデルノーテ州(1回目:71,054人、2回目:21,614人)、ダバオデルサル州(1回目:39,982人、2回目:11,984人)、ダバオオキシデンタル州(1回目:15,242人、2回目:3,677人)、ダバオオリエンタル州(1回目:36,848人、2回目:10,962人)となっている。
また、優先度の高い人たちへの接種については、A1(医療従事者)は1回目:102,063人、2回目:74,920人、A2(高齢者)は1回目:147,068人、2回目:34,362人、A3(障害を患う人)は1回目:164,064人、2回目:73,243人、A4(エッセンシャルワーカー)は1回目:88,017人、2回目:2,501人、A5(低所得者)は1回目:8,175人、2回目:1,745人となっている。
ダバオ市では、現在市内に59箇所のワクチン接種会場を設けており、既に40万回以上のワクチン接種をおこなっている。そのうち21箇所がダバオ保健所、9箇所が病院、そして29箇所がその他部門によって運営されている。また、先週の時点でA4(観光業、教師、交通などに携わる人たちなど)へのワクチン接種を集中して取り組んでおり、職域接種や週末も接種会場を稼働させるなど、積極的なワクチン接種に取り組んでいるところだ。
この調子でダバオ地方のワクチン接種が進んでいくことで、脱コロナ禍の希望に近づくことが大いに期待される。