3月31日~4月4日までのホーリーウィークでは、大勢で集まる機会を減らそうと、市内各所に警察官が配置され、ビーチやリゾートも閉鎖された。しかし、この期間にコロナ禍で課されている市長令を破った人がかなりいたようだ。
ダバオ市警察署(DCPO)のRose Aguilar署長は、3月31日~4月4日までの間に、1,343人を逮捕したと発表した。その内訳は、夜間外出禁止令違反が193人、禁酒令違反が16人、ソーシャルディスタンスを取っていなかった人が243人、マスク不着用が586人、フェイスシールド未着用が182人、そしてバイクにシールドを付けていなかった人が123人となっている。ただし、全体としてはかなり落ち着いた様子だったと総括し、大きな事件などは発生しなかったと語った。
ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、1か月前に「4月4日のイースターの日は、Paquibato、Calinan、Marilog地区に個人的に行って、その様子を確認する」と宣言していた。そして、ホーリーウィーク明けのコメントとして、ホーリーウィークの期間中は、閉鎖を要請したビーチやリゾートはすべて市長令に従ってくれたと述べた。しかし、一部の市民は川遊びをして捕まるなど、大勢で集まってしまう場面が生じてしまったとも述べている。
しかしながら、サラ市長は、ホーリーウィーク期間中のダバオ市は「総じて平和」だったと語った。ダバオの大司教が基本的な感染対策に協力してくれたこと、大勢で集まる場面をなくすために教会の外でおこなわれる四旬節の行事をすべて中止してくれたことがその要因だったという。
ホーリーウィークという大切な期間を終えても、基本的な感染対策には取り組み続けなければならない。コロナ禍が終わるその日まで、全員で協力していければと思う。