【News】フィリピンにキリスト教が伝わり500年、ダバオでも特別な儀式が執り行われる

サンペドロ大聖堂

2021年のフィリピンが迎えたホーリーウィークは、いつもとは違う「特別」なものとなった。2021年で、キリスト教がフィリピンに伝えられてからちょうど500年を迎えたのだ。今回は、特別な教会の儀式について、お伝えしていこうと思う。

フィリピンカトリック司教協議会(CBCP)のRomulo Valles大司教は、2021年4月4日日曜日、フィリピンにキリスト教が伝えられてから500年が経ったことを祝福するため、儀式をおこなった。これから1年にわたり、キリスト教が伝わって500年経ったことをお祝いするとのことだ。

さらに、大司教は、日曜日は「復活祭(イースター)」で、イエス=キリストの復活を祝う意味だけでなく、私たちの国とキリスト教が「初めて接触した」日でもあると語った。

ダバオ市のサンペドロ大聖堂でおこなわれたミサの中では、「聖年の扉」を開く儀式もおこなわれた。「聖年の扉」を開くというのは、カトリック教の行事ではかなり特別な行事で、世界各国の教会でも25年に1回しか開かない。聖年の扉が開く間、キリスト教徒はその扉を抜け、その年を祝い、そして、全ての罪に許しを請うのだ。そして、この「聖年の扉」は、ダバオ地方の各所にある「ジュビリー教会」と呼ばれる教会にもそれぞれ設けられているそうだ。

フィリピンにキリスト教が伝えられて500年経ってもなお、人々にその信仰は脈々と受け継がれてきた。この記念すべき日と、これから1年にわたり続く祝福の行事は、とても思い入れの深いものとなるだろう。

サンペドロ大聖堂の詳しい様子は、こちらの記事をご覧ください↓