【News】ダバオ国際空港の到着客が偽のPCR検査陰性証明書提出して逮捕者続出

ダバオ国際空港

2021年3月31日(水)、ダバオ市はダバオ国際空港で導入されている到着時のPCR検査陰性証明書の提出において、2020年11月13日から2021年3月29日までに60名の乗客が偽の陰性証明を提出し逮捕されていると報告した。ダバオ国際空港では第二波に備え3月23日(火)から再び検疫体制を強化、水際対策を徹底して実施している。

報告書によれば、逮捕された60名のうちほとんどがマニラ及びセブからの乗客であり、そのうち5名は行政機関の職員であったという。市ではマニラ首都圏やセブで感染が増加し第二波が到来していることに危機感を示しており、今後も水際対策を強化していくとしている。

検疫強化に関しては、ダバオ市保健局はマニラ首都圏及びセブ州からダバオ国際空港に到着する全ての乗客を対象に14日間の隔離を再度義務化することを検討していると述べ、政府の新型コロナウィルス感染対策チームに承認され次第、措置を導入したいと述べている。

現在の規定では、旅行者は到着時に新型コロナウィルスの症状を示さない限り、14日間の検疫を受ける必要がないとしている。ただ、当局が保健局の要請を認めれば、空港経由でダバオ市に到着する乗客は市の隔離施設に移送されることになり、検疫期間を施設で過ごさなければならないかもしれない。

ダバオ市では世界保健機関(WHO)のパンデミック発言以降、市内の隔離措置や移動制限が次々と施行されて、既に1年が経過している。今年3月末には一般コミュニティ隔離(GCQ)が4月末まで延長されることが決定され、夜間外出禁止令や酒類販売禁止令も継続して導入されている。