2月8日(月)、ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、地元のラジオ番組に出演し、市内で感染が拡大していた新型コロナウィルス感染症について、市内の新規感染者はここ数日減少しており、感染拡大フェーズから減少フェーズに移行しているという認識を示した。
フィリピン保健省ダバオ支部によると、2月7日(日)時点で市内において新型コロナウィルスを発症している患者数は1,399人、感染が確認された患者数は合計12,071人にのぼり、そのうち10,099人が既に回復、治療を終えており、573名が既に亡くなったと報告している。
サラ市長は、1月に入ってから新型コロナウィルスに感染した患者数が1,600人以下の日が継続していること等も踏まえて、隔離措置が一段階低い修正された一般コミュニティ隔離(MGCQ)の時には新規患者数が1日当たり2,500人程度であったのに対し、現在は1,300人程度まで減らすことが出来ていると都市封鎖や移動制限の効果を述べた。
一方、ワクチンの接種については市が調達を予定しているものとは別に政府からもダバオ市にワクチンが供給される見込みであると述べ、具体的な数量は未定ながらも医療従事者がまず優先的に摂取できる体制で実施したいと述べ、時期については2月から接種を開始する意向を示している。