【News】ダバオ地方で241名の新規感染者数を確認、市は規制違反者の取り締まりを強化

サラ・ドゥテルテ市長

フィリピン保健省ダバオ支部によると、11月10日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者の総数は4,703名であることが発表された。うち200名が死亡し、3,012名は既に回復したという。昨日、新たに新規感染者数が195名確認され、現在入院、自主隔離中の患者数は1,491名となっている。

また、ダバオ市も含むダバオ地方(ダバオ市、ダバオオキシデンタル州、ダバオデルスル州、ダバオデルノーテ州、ダバオデオロ州、ダバオオリエンタル州)における新型コロナウィルス感染者の総数は6,765名で、うち242名が死亡し、4,531名が既に回復した。昨日、新たに241名の新規感染者数を確認した。

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、増加の一途を辿る市内の感染拡大状況と受け入れ病院の病床不足を鑑みて、10月に相次いで市長令を発令し規制の再強化に乗り出している。夜7時以降から翌朝5時までの外出禁止令、24時間のアルコール類提供販売禁止令、大人数での集会禁止等、これらの再規制は12月末まで実施される予定である。

ダバオ市警察が公表した内容によると、市内の規制が再度強化されてから、規制に違反し、検挙された者は1000名近くになるという。具体的には、10月15日の再規制開始から外出禁止令違反者件数が897件、11月2日の24時間の酒類販売禁止令違反者件数が41件ということだ。

ダバオ市警察は、各事案についての詳細は公表していないが、市警察高官によると、酒類販売禁止令違反者の多くは自宅のすぐ外で、外出禁止令違反者の多くは違反者が居住するコミュニティ内で違反が発見される傾向があるということだ。また警察は大通りだけではなく、小規模コミュニティやバランガイ(行政の最小単位)へのパトロールも強化しているということである。