ダバオ市のセバスチャン・バステ・ドゥテルテ市長代行は、2026年1月27日午後、駐フィリピン・ウクライナ大使のユリア・フェディフ氏の表敬訪問を受けた。今回の訪問は、ダバオ市がウクライナとの貿易、投資、そして人的交流において新たなパートナーシップを築く姿勢を鮮明にしたものとなった。
ダバオ市投資促進センター(以下DCIPC)によると、ウクライナがフィリピンに常駐公館を新設して以来、同国大使がダバオ市を訪問するのは初のことである。今回の会談は、キーウがフィリピン国内での外交活動を本格化させて2年目を迎える中で実現した。
経済・教育・テクノロジーでの連携を模索
DCIPCの発表によれば、協議の焦点は「ビジネス・ツー・ビジネス(B2B)」の連携強化と人的交流に置かれた。これは、両国の経済復興と長期的かつ戦略的な成長を相互に支援することを目的としている。
ドゥテルテ市長代行は、ウクライナとの連帯を表明するとともに、ウクライナ国民や起業家、投資家に対する「オープンドア政策」を改めて強調した。特に、ダバオ市が競争力を持つ農業ビジネス、教育、新興技術の分野での協力に期待を寄せた。
DCIPCの投資支援責任者、クリスチャン・カンバヤ氏は「今回の訪問はダバオとウクライナの関係強化における大きな一歩であり、相互成長と繁栄に寄与する経済協力や教育交流の扉を開くものだ」と述べた。
姉妹都市提携やビジネスミッションの計画も
フェディフ大使は、ウクライナ商工会議所が、ダバオ商工会議所との提携に関心を持っていることを明らかにし、貿易と投資の流れを促進したい意向を示した。また、農業イノベーションやテクノロジー主導のソリューション分野での具体的な投資機会を探るため、ウクライナのビジネス使節団をフィリピンに派遣する計画も明らかにした。
さらに大使は、ダバオ市とウクライナの都市との間での「姉妹都市提携」の可能性にも言及し、これが継続的な文化交流や学術協力、経済協力のプラットフォームになるとの見解を示した。
今回の会談には、市議会保健委員会のトリシャ・アン・J・ビジャフェルテ委員長、ハーベイ・ジェームス・ランティクセ市広報官代理、DCIPCのクリスチャン・カンバヤ氏が同席した。また、ミンダナオ大学のギレルモ・P・トレス・ジュニア学長らも同行し、国際協力における教育セクターの重要性を裏付ける形となった。
DCIPCは、この取り組みがダバオ市の国際的なビジネスネットワークを拡大する土台となると強調。
東南アジアでの経済的絆を深めようとするウクライナの努力を支援するとともに、ダバオ市がフィリピンおよび地域市場への進出を目指すウクライナ企業にとっての「ゲートウェイ」となることを目指している。






