あるSNSで、ダバオ市民を対象に「食、文化、場所を主な理由とした、アフターコロナに行きたい国」についてアンケートがおこなわれた。その結果、1位を獲得したのはなんと「日本」だったという。ダバオ市民は、日本のどこに行って、何をしたいと思っている人が多いのだろうか?
まず、日本の四季の中で最も好まれているのは、過ごしやすい春や秋だったという。その中でも、桜を見たいという声が多く、結果的に最も票を獲得したのは「春」だった。残念ながら、日本の国境はオミクロン株対策のため、依然として閉ざされたままだ。ダバオ市民が日本の桜を楽しめるのは、2023年の春になるだろうか。
そして、人気の都市については、東京と大阪が首位となった。ダバオ発の航空便でアクセスしやすいことが理由として挙げられる。また、日本のよいところにも言及すると、人の手で作られた建造物がよい状態で保存されていて、かつ自然も大事にしていると述べられた。また、「花見」という文化があり、その景勝地として東京の上野公園や目黒川、新宿御苑があることも紹介された。花見は奈良時代(710~794年)から始まったことや、江戸時代に将軍により花見が推奨されたことなどにも言及があった。
ダバオの多くの人たちが、日本の「桜」を見たいと思ってくれていることを嬉しく思う。新型コロナウイルスだけでなく、ウクライナ侵攻も始まり、世界的に落ち着かない状況が増している。しかし、新型コロナウイルスも、争いごとも終わった後に、日本の桜を見たいとさまざまな国から人が集い、楽しんでもらえればと思う。