
ダバオ市議会第21期は、「Maa地区高架道路建設事業」における電柱移設の遅延について説明を求めるため、ダバオ・ライト・アンド・パワーカンパニー株式会社(以下ダバオ・ライト社)および通信会社を招致する予定である。
2025年8月12日に市議会で開催された本会議において、ディオスダド・アンヘロ・マヒプス議員は、ダバオ・ライト社に対し電柱の速やかな撤去を促す決議を提出する意向を表明し、関係者の次回会合(8月19日)への出席を求めた。
マヒプス議員は「次回の会合に彼らを招致し、移設を早急に進めることの利点と課題を直接聴取したい。可能であれば、速やかな対応への確約を得たい」と述べた。
これは、フィリピン公共事業道路省ダバオ地方局(以下DPWH-Davao)が市議会において、プロジェクトの遅延は道路用地取得権(RROW:Road Right of Way)に関する問題および公共設備(電柱)の移設未了に起因すると報告したことを受けた対応である。この報告はジェシカ・ボンギャン議員の要請により行われた。
DPWH-Davaoの報道官ディーン・オルティス氏によれば、影響を受けた41件の物件のうち、29件はすでに解決済みである(2023年に2件、2024年に16件、2025年に11件)。残る12件のうち、同局は4件を優先的に対応しており、その内訳は不動産会社所有の2件、ガソリンスタンド所有の1件、個人所有の1件である。
オルティス氏はメディアの取材に対し、「これらの物件にはダバオ・ライト社および通信会社の電柱が設置されており、それが現在の課題となっている。そのため、すでに拡幅済みの区域へこれらの電柱を移設する必要がある」と述べた。
また、高架道路建設の上部構造下における道路整備が不可欠であり、それにより接続道路の建設が可能になると説明した。
ダバオ・ライト社が速やかに電柱を移設し、その他の条件も整えば、高架道路は2025年12月までに通行可能となり、RROWが完全に解決されれば本事業は2026年3月に完了可能であるとの見解を示した。
一方、ダバオ・ライト社の広報・イメージ戦略部門責任者フェルミン・エディロン氏は、当該地域におけるRROWの問題が解決しない限り電柱の移設は実施できないと説明した。過去には、電柱を移設した直後に土地所有者から法的措置を取るとの脅迫を受けた事例もあったという。
エディロン氏は、2025年8月13日にアヤラ・アブリーザモールで開催された「Habi at Kape(コミュニティクラフトカフェ)」において、「我々のチームは関係者と緊密に連携しており、すでに複数の電柱について移設を完了している。現在移設が完了していないのは、依然として抗議を続けているガソリンスタンドのみである」と述べた。
さらに、RROWの問題が解決され次第、ダバオ・ライト社は速やかに電柱の移設を実施する予定であり、そのための人員も十分に確保していると付け加えた。
また、電線の移設には中断を最小限に抑えるための綿密な計画が必要であるとし、作業の進捗状況については市民に対して適時情報を提供すると約束した。
なお、DPWH-Davaoのオルティス氏は2023年11月27日の発言において、Maa地区高架道路建設事業は2026年末から2027年初頭にかけて完成する見通しであると述べている。ただし、プロジェクトの一部区間ではRROWに関連する問題により進捗に遅れが生じているという。