【News】ダバオ・ライト社、7月からの電気料金改定と節電のお願い

ダバオライト

ダバオ・ライト・アンド・パワーカンパニー株式会社(以下ダバオ・ライト社:Davao Light and Power Co.)の2025年7月の家庭向け電気料金は、1キロワット(以下kWh)あたり0.0887ペソ上昇し、前月の8.6885ペソ/kWhから8.7772ペソ/kWhとなった。この新料金は、7月11日から8月10日までの請求期間に適用される。

今回の値上げは、ダバオ・ライト社が一部の電力を調達しているフィリピン卸売電力市場(WESM)における供給価格の上昇によるものである。

照明、扇風機、アイロン、テレビ、炊飯器、洗濯機、冷蔵庫などの基本的な家電を使用し、月に200kWhを消費する一般家庭では、電気料金が約17.74ペソ増加する見込みである。

電力配給事業者は、月々の電気料金が「月単価」と「電力消費量」という二つの要因によって決定されることを顧客に周知している。月単価は電力供給市場の価格に左右され、電力消費量は各利用者自身の管理に委ねられている。消費量が多ければ、それに比例して電気料金も高額となる。

今回の料金改定を受け、ダバオ・ライト社は家庭および職場における省エネルギーの実践を促している。特に雨季における電気料金の高騰を避け、電力コストを抑えるための対策として、以下のようなアドバイスを提示している。

  1. 雨天や曇天など、通常より室内照明の使用頻度が高まる状況では、LED電球の使用が推奨される。LEDは白熱電球に比べて消費電力が少なく、より高いエネルギー効率を備えている。
  2. 気温が比較的低い時間帯には、窓やカーテンを開けて室内に新鮮な空気を取り入れることが推奨される。
  3. 扇風機を有効に活用し、エアコンは必要な場合のみに使用することが推奨される。
  4. 雨天が続き、自然乾燥が困難な状況では、衣類乾燥機を節度をもって使用することが望ましい。
  5. 使用していない家電製品や電子機器は、電源を切っていてもコンセントに接続されている限り待機電力を消費することがあるため、こまめにプラグを抜くことが推奨される。

省エネルギーに関するその他の情報は、ダバオ・ライト社の公式Facebookページ「DavaoLightOfficial」を参照されたい。

アボイティス・パワー・コーポレーション(Aboitiz Power Corporation)の子会社であるダバオ・ライト社は、電力の調達および価格設定を含む自社サービスについて、顧客が主体的に理解できるよう努めている。これは、ダバオ市、パナボ市、カルメン町、ドゥジャリ町、サント・トマス町を含む電力供給エリアにおいて、安全かつ信頼性の高い電力を、適正な料金で提供するという同社の使命に基づくものである。

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