
ダバオ市陸上輸送ターミナル(以下DCOTT)のアイサ・ウソップ所長によると、2025年8月に開催されるカダヤワン祭の期間中、ターミナルの旅客数は8万人を超える見通しだ。
これは、通常の1日あたり3万5,000人〜5万人という平均利用者数を大きく上回る増加となる。それに伴い、バスの運行回数も、通常の700便前後から最大1,000便程度まで増便される予定である。
ウソップ所長は、2025年7月3日に市長室で開かれた「ISpeakメディアフォーラム」にて、「カダヤワン期間中は8万人以上の旅客を見込んでおり、バスの運行も通常の700〜800便から1,000便以上に増えるでしょう」と述べた。
混雑への備えとして、DCOTTはバス不足に対応するため、陸運局(LTO)、陸上交通許認可規制委員会(LTFRB)、南ミンダナオ・バス事業者協会(SMBOA)など関係機関との連携を図る予定である。
また、祭り期間中の混雑日におけるターミナルの安全確保に向け、ダバオ市警察(DCPO)および公共安全保安局(PSSO)が警備体制を強化している。
利用者への案内として、DCOTTではターミナル内の規則やガイドラインを説明する録音アナウンスを放送している。
カダヤワン祭は、ダバオ市で最も盛大に行われる年中行事であり、豊かな文化遺産を称えるとともに、豊作への感謝を表す祭典である。
主なイベントには、花車パレード「フローラル・フロート・パレード」、民族舞踊の競演「インダク・インダク・サ・カダヤワン」、伝統美を競うコンテスト「ヒヤス・サ・カダヤワン」のほか、各種見本市や展示会などが含まれている。