2024年12月6日(金)、ダバオデルノルテ州パナボ市の新マリットボッグ地区にある1.5ヘクタールの農業倉庫で、違法なフィリピンオフショアゲーミング事業者(以下Pogo)運営に関与したとして、国家捜査局(NBI)南東ミンダナオ地方事務所(NBI-Semro)が59人を逮捕した。
Pogo(2023年10月にインターネットゲーミングライセンシー(IGL)に改称)は、中国市場を主な対象としたオンラインギャンブルサービスを提供していたが、2024年7月にフェルディナンド・マルコス大統領によって禁止されている。
NBI-Semroのアルチー・アルバオ局長によると、逮捕者の内訳は、中国人55名、マレーシア人3名、フィリピン人1名(マニラ出身)で、現在、国外退去手続きが進められている。
一方、フィリピン人容疑者に対する法的措置も進行中だ。 当局は、このグループが3カ月以上にわたり詐欺目的の拠点を運営していたことを突き止め、外国人のIDカード、ショットガン、コンピューターなどを押収した。
今回の摘発は、同地域でのPogo拠点に対する初の摘発であり、現在、容疑者はNBI-Semroの管理下で取り調べを受けている。当局は入国管理局(以下BI)と連携し、容疑者がフィリピン国内で未解決の事件に関与しているかどうかも調査している。 パナボ市のホセ・レランパゴス市長によると、このグループは2カ月前にプラスチック製品用の倉庫建設許可を申請するために市長室を訪問していたという。
また、パナボ市警察署長のジェス・アンソニー・マギラン氏は、これまでPogoの運営を検知できなかったことを認め、今後はNBIと協力してケースを構築し、外国企業の監視を強化すると述べた。
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