ダバオ市警察署(以下DCPO)は、地域での一連の溺死事故を受けて、観光スポット、特に沿岸やビーチエリアで包括的なセキュリティ対策を実施する計画を発表した。
3月30日には、東部ミンダナオ州のブラータ漁村、ドン・マルセリーノとマティ市でそれぞれ一件の事故を確認している。また、4月13日には、アグダオで3人の子どもが溺れているのが発見された。被害者は7歳と4歳で、事件発生前に海岸線で遊んでいたのが目撃されている。さらに4月15日には、カリナンとダバオデルノルテで、未成年者が溺死する事故が発生した。 これらの事故は、夏季における警察の出動強化や保護者の警戒など、安全対策強化の必要性を浮き彫りにしている。
フィリピン国家警察(以下PNP)による毎年の夏のシーズンに実施されるセキュリティ対策の計画は、地元および外国の観光客によって頻繁に訪れるエリアでのセキュリティを強化することを目的としている。DCPOの広報官であるキャプテン・ヘーゼル・トゥアソン氏は、沿岸地域や主要な道路、ターミナル、商業地域、および礼拝所などでも警察の存在を強化する予定であることを強調した。 また、トゥアソン氏は、子供たちの溺死事故を防ぐために親がよく子供のことを見ておくことが重要であると主張している。一緒に遊ぶ仲間がいない状況で子供たちを一人で泳がせないように忠告している。
まだまだフィリピンでは暑い季節が続くため多くの地元の住民や観光客がビーチや川に行くことが予測される。悲しい事故を増やさないために、自分にも周囲にも常に注意を向けねばならない。
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