ダバオ地方カカオ産業開発協議会の会長は、メノナイト経済開発アソシエイツ(以下MEDA)の協力を得て、ダバオ地方全体でモデル農園に投資し、農民が最先端の技術を利用し、農家の収入を増やすプロジェクトを準備していることを明らかにした。
会長はまた、農民が長い年月を経ても土地の品質を維持する方法について、重要なポイントを語った。過去数年間、カカオ農園の生産性は低下していたが、MEDAはダバオ市のカカオセンターを支援し、10年以上経過した農園を対象としたカカオ再生農業マニュアルを制定した。このマニュアルは、生産性の低下が農園に大きな影響を与えるため、10年以上の農園を支援するものだ。
カカオ・シティ・マーケティング協同組合の理事長であり、ダバオ地方カカオ産業開発協議会の副会長であるウィット・ホルガンザ氏は、マニュアルが農園の生産性を引き上げ、カカオ農園の生産性の安定に貢献するものであると期待の言葉を述べた。ホルガンザ氏はまた、MEDAは有能な人材を提供できる認定グループの育成を支援していると付け加えた。
カカオ農園は熟練した信頼できるカカオ技術者を必要としており、今回のプログラムにより、有能な技術者の派遣を通じて農家や農園所有者を支援できるようになると考えている。ダバオ地方の特産品の1つであるカカオをこれからも長く安定的に供給できるような支援を行えれば、さらなるカカオ産業の飛躍が見込めるだろう。
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