【News】ダバオ産のカカオを使用したチョコレートが英国で権威ある賞を受賞

ダバオ産カカオ

英国のアカデミー・オブ・チョコレートが主催する世界的なチョコレートコンテストで、日本人ショコラティエがミンダナオ島ダバオ産のカカオを使ったチョコレートで銀賞と銅賞を受賞した。受賞したのは、cocomas chocolate&cafe(埼玉県草加市)の増田恭子さん(47)。昨年の銅賞から1つ順位を上げた。

銀賞: Bean to Bar Seasoned部門 商品名cacao nib chocolate

銅賞: Milk Bean to Bar部門 商品名dark milk 60%

今回の受賞には「昨年の銅賞から順位が上がり嬉しい。フィリピン産カカオはポテンシャルがあるので、また良いカカオを入手してチャレンジしたい。世界でも有数の美味しさをぜひ知って頂きたい」と語る。一方で、「新型コロナの影響で渡航が出来ずカカオ豆の品質を自分で確認することが出来ない」とフラストレーションも明かす。

増田さんは、元フライトアテンダントでワインソムリエの資格も持つ。カカオに関心を持ち始めたきっかけは、8年程前にワインスクールやチョコレートのセミナーで、カカオと砂糖のみで作られた美味しいシングルオリジンのチョコレートとの出会い。

飲食関係や広告会社を経て、ダバオ市にある日系NGOで1年間勤務。NGO退職後は、現地の会社に籍を置きダバオ地方のカカオ生産地を調査。増田さんは「微妙な風味を感じ取り表現する能力があった。味覚に優れていた」とのこと(元同僚談)。その後畑を借りてカカオを栽培し経験を積んだ。帰国後、フィリピンのカカオを日本に広めたいという思いで出店に至った。オープンは2019年2月。

ダバオ産カカオ
cocomas chocolate&cafe(埼玉県草加市)

カカオ生豆を独自に輸入し、焙煎、コンチェリング、テンパリングなどの工程に時間をかけ1枚1枚手作りで製作している。トレーサビリティと新鮮さが売りで、チョコレートは柑橘系のフルーティさが際立つ。可愛らしい落ち着いた店内には、カカオが展示され、チョコレートドリンクや軽食も楽しむことが出来る。

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