ダバオ市警察(以下DCPO)は、2023年に2,900万ペソに相当する3,908kg以上の違法薬物を押収したと報告した。これにより合計1,627人が麻薬容疑で逮捕され、2,064件が立件された。
報告によると、2023年に実施された1,372件の違法薬物撲滅活動から、DCPOは合計3.765kgの覚醒剤を押収し、推定流通価格は25,605,349ペソであった。これは、2022年に押収された約2.7kgの覚醒剤(18,359,152ペソ)を大幅に上回るものである。また、35.315kgのマリファナも押収され、押収された覚醒剤とマリファナの推定総価値は29,843,204ペソである。
これに加え、DCPOは137人から302丁の違法銃器を押収した。DCPOのヘーゼル・トゥアゾン警部によると、市警察は違法薬物活動や野放しの銃器の拡散を抑制するため、違法薬物撲滅キャンペーンや、野放しの銃器撲滅キャンペーンを実施するなど、今後も様々な治安計画を実施していくとのことである。
2023年はオンライン販売のお菓子に薬物の混入が警戒されるなど、薬物を摂取するはずのない人々にまで危険が及ぶことを避けるよう呼びかけが行われた。また抜き打ち検査による陽性者の確認も進んだことでこのような結果となった。薬物は中毒になるために自分では止められない人が多い。そのような人に向けて断ち切りのサポートも必要である。
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