【News】ダバオオリエンタル州、熱帯低気圧「カバヤン」によって深刻な洪水被害

ダバオ市洪水

ダバオオリエンタル州カラガの地方政府ユニットは、同州東部地域を襲った熱帯低気圧カバヤンにより、17のバランガイすべてが深刻な洪水に見舞われ、災害状態を宣言した。政府のデータによると、6つのバランガイが特に深刻な被害を受け、3,334世帯が避難所に避難している。

ダバオ市災害リスク軽減管理事務所(MDRRMO)による評価では、農業とインフラを中心に約5,000万ペソの被害が推定された。またバランガイ・ピチョンなどの孤立地域につながるバランガイ・ラミアワンやパルマ・ギルの重要な橋が崩壊し、重要な援助や輸送サービスが妨げられた。

バランガイ・ピチョン中心部では、14軒以上の家屋や施設が被害を受け、地滑りにより32世帯が影響を受けた。洪水が続いているにもかかわらず、自治体情報担当官のレイ・エングリサ氏は、主要な河川や支流は安全なレベルにとどまっていると再確認した。

もともと熱帯低気圧であったカバヤンは、12月18日にダバオ東部マナイのバランガイ・コンセプシオンに上陸し、ミンダナオ島を横断中の午後2時30分までに低気圧域(LPA)に格下げされた。カバヤンは、12月20日の朝までに、パラワン州パガサ島の南南東約205kmのフィリピン責任領域(PAR)を抜けると予想されている。

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