フィリピン国家警察広報局長のジャン・ファハルド大佐は、2023年12月3日、マラウィ市のミンダナオ州立大学(以下MSU)で爆発があり、3人が死亡、9人が負傷したと述べた。ムスリム・ミンダナオ・バンサモロ自治州警察事務所によると、爆発は午前7時40分頃、MSUのディマポロ体育館でカトリックのミサが行われている最中に起こった。
犯人がどのような爆発物を使用したのかや、イスラム過激派ダウラ・イスラミヤが事件に関係している可能性を調査中である。
MSUは、大学の体育館で宗教的な集会中に起きた暴力行為に深い悲しみと愕然としている。 また同校は、学生、教職員を保護するための措置を講じることを確約し、この事件から生じる感受性の高まりと懸念を認識していると述べた。MSUの授業とすべての学術活動は、追って通知があるまで停止される。
MSUは、地元政府および法執行当局と緊密に連携し、キャンパス内に警備要員を増員するとしている。教育機関は平和の文化を促進し、この国の将来の形成者となる青少年を育成する場所であるために、教育機関へのテロ活動は非難されなければならない。
ラナオデルスル州知事は、犠牲者の家族に哀悼の意を表し、彼らに正義を保障すると述べた。さらに基本的人権の擁護には宗教を信仰する権利も含まれると追加した。宗教の垣根を超えて安全で平和な生活が保証されることを願うばかりである。
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