ダバオ市警察署と教育省(Department of Education)は、警察が学校で実施する道徳および防犯教育プログラム「Oplan Makabata」に関する覚書に共同で署名を行った。
ダバオ市警察広報官のJason Baria氏は、プログラムの目的は、違法薬物、いじめ、暴力などについての防犯教育を通じ、子ども、教師、保護者に子どもの基本的人権の尊重を促するものだと説明した。また警察官と子どもが直接交流を行うことで、子どもが警察に対する知識と信頼を深めることも、プログラムの目的だという。
Buhangin地区で行われた署名式では、ダバオ市警察署長のMarcelo Morales氏が参加し、ダバオ市警察全体が今回のプログラムに協力することを示した。Morales氏は、プログラムを通じ、子どもたちが、警察が掲げる健全な子ども像、「STRONG(Smart 賢く、Talented 個性があり、Responsible 責任感をもち、Obedient すなおで、Nice 親切で、God-fearing 神を敬う)」に近づいていくだろうとし、暴力やいじめに反対し、過激派思想に傾向しない子どもが育つことを期待していると述べた。
ダバオ市警察はこのプログラムで、授業の一部の時間を使い、警察官の役割や、道徳に関する情報を教育の場に提供し、プログラムの継続的な改善を実施しするほか、警察内の地域コミュニティ部門はプログラムを監督する役目を負うという。
教育の現場に警察が積極的にかかわることで、子どもたちの安全が守られ、ダバオ市がより健康的で明るい街になっていくことを期待したい。