【News】登山規制強化のアポ山で、依然として使い捨てプラスチックのゴミが発見される

フィリピン最高峰のアポ山

2023年4月18日、環境天然資源省ダバオ支部(DENR-Davao)は、アポ山で使い捨てプラスチックやその他の種類のゴミが以前から継続して見られることを発表した。

地方広報室長のJayvee Agas氏によると、アポ山自然公園(以下MANP)では、ゴミのポイ捨てや置き去りを防ぐため、ゼロウェイストポリシーが実施されているものの、未だにルールに違反する登山者がいるのだという。

4月3日から10日にかけて行われたMANPでのモニタリング活動で、DENR-Davaoは、自然の岩やクレーターにゴミや破壊行為の痕跡が発見されたことを明らかにした。DENR-Davaoは別の声明で、アポ山にまだゴミがあることについて「残念だ」と述べたが、自然公園を保護するために、登山者の活動を監視し、このポリシーを実施し続けるという。

この方針に従い、MANPではペットボトル、非生分解性のもの、火災防止の対策がされていないブタンキャニスターなどが禁止されている。このポリシーに違反した者は、相応の罰金を課され、過度の違反ば認められればMANPのブラックリストに載ることもある。

アポ山はフィリピン最高峰(標高2,954メートル)であり、登山者のマナーは日本の富士山とも共通した問題だ。アポ山では2021年の清掃活動で大量のゴミが見つかり、2022年にはそれを受けて規制が強化されている。

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