【News】アポ山の入山規制、2022年からは自然公園を守る取り組みも

アポ山では、毎年3ヶ月間にわたり入山を規制している。そして、2022年も入山規制をおこなうことが、保護地区運営委員会「The Protected Area Management Board (Pamb)」に承認された。2022年からは、これまでの規制に加え、アポ山の環境を守っていくための取り組みもおこなっていくようだ。

環境天然資源省ダバオ支部(DENR-Davao)は、プレスリリースにて、会議や協議の結果、毎年3ヶ月のオフシーズンを設けることを決めたと発表した。同省によると、2021年については7~9月にトレッキングが禁止されることになるという。また、2022年以降は、アポ山国立公園の修復、公共サービスの改善、自然災害防止、生物の保護、さらには法律がさらに効力をもつようしていくという。

しかしながら、このオフシーズンはダバオ地方の山道にしか適応されないという。環境天然資源省ダバオ支部は、「オフシーズンはKidapawan、Makilala、そしてMagpetの山道に適用されます。ただし、省庁間タスクフォースはダバオ市の山道を含むこれら地域での屋外の活動を制限しているので、追加で通知が出るまで閉鎖されることになるでしょう」と語った。

オフシーズンを設けることで、アポ山の動植物が繁殖することを人間が邪魔することがなくなる。また、アポ山はフィリピンの山々の生みの親ともいえる存在であり、かつ生物学的にも特徴的な場所である故にアセアン遺産公園にも選ばれている。さらに、アポ山はRegion 11および12の主水源でもある。アポ山の自然を守っていくことには、たくさんの意義があるのだ。

アポ山を巡っては、2021年2月、多くのマナー違反が見つかっていた。登山者がごみを捨てたり、岩に傷を入れたり、薬物を使用した痕跡が残っていたりと、その状況は深刻なものだった。アポ山は日本の富士山同様フィリピンのシンボルであり、世界に誇れる豊かな自然公園である。大切なアポ山を守ろうと、関係各所は制度を整えている。