ダバオ市の新型コロナウイルス感染状況が、日に日に悪化の一途をたどっている。感染者は日に日に増えており、ダバオ市内の182あるバランガイのうち105か所はすでに「最も感染リスクの高いバランガイ」となっている。この数字は、コロナ禍に入ってから最も大きくなっている。
Covid-19タスクフォースが発表した、1月31日~2月5日の新型コロナウイルス感染危険情報によると、現在市内のバランガイ105か所で「最も感染リスクが高い」状態となっている。先週は74か所であったことを踏まえると、かなり多くの場所で新型コロナウイルス感染のリスクが上がっていることが分かる。105か所という数字は、全バランガイのうち60%に相当する。
また、先週のデータと比較すると、感染リスクの高いバランガイは3から20か所に増えているが、それよりも低い感染リスクのバランガイは50から18か所に減っており、多くのバランガイで感染リスクが上がったことが伺える。
ダバオ市役所は、これらの危険の高いバランガイには気を付けるよう呼びかけた。また、この地区に入るのは仕事や急用に限るようにとも呼び掛けられた。また、ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏もまた、基本的な感染対策(マスク着用、ソーシャルディスタンス確保、および手洗いの慣行)を繰り返し呼び掛けている。さらに、感染リスクの高いバランガイに住んでいる人たちに対しては、ワクチン接種を推奨した。
現行の予防策は、これまで私たちが続けてきた「基本的な感染対策」の継続が最も効果的だろう。一人ひとりが感染対策を継続し、いち早く感染がピークアウトしてほしい。