【News】ダバオ市拘置施設から「トップ4」の重要容疑者逃走、警察が大規模捜索展開

パトカー

ダバオ市警察署(以下DCPO)によると、拘置施設から、都市レベルで「トップ4」の重要容疑者に分類される被収容者1人が、2026年2月5日未明に逃走した。

翌6日朝に開かれた特別記者会見で、DCPOのマンナン・ムアリップ大佐(市警察署長代行)は、容疑者は夜明け前に施設から脱走したものの、逃走が判明したのは朝の点呼時だったと説明した。

逃走したのは、アルフレッド・マガリャネス・マツテ容疑者(35歳)で、2025年12月21日以降、「包括的危険薬物法(共和国法第9165号、2002年制定)」違反の罪で拘束されていた。ムアリップ大佐によれば、警察はマツテ容疑者の捜索と再逮捕に向け、大規模な追跡作戦を展開しており、市内各地に捜索チームを配置しているという。

施設内の監視カメラ映像には、容疑者の逃走経路が記録されている。午前2時頃、マツテ容疑者は独房の奥の隠れた場所に身を置き、その後二階へ上がり、階段を通って施設の前方から脱出。さらに近くの建設現場を通って逃走したが、そこは監視カメラの死角となっていた。

ムアリップ氏は記者団に対し、「監視カメラ映像と職員の説明から、容疑者が独房の奥の隠れ場所に身を置き、二階に上がって前方へ進む経路が確認できました。今回の件で誰に責任があるのかも明らかになっています」と述べた。また、脱走は朝の点呼まで気付かれなかったことも明かした。

セキュリティ上の不備と職員対応

ムアリップ大佐は、事件によって施設内の構造上および警備上の脆弱性が明らかになったことを認めた。現在、拘置施設には45人の被収容者がおり、その多くは薬物関連や重大犯罪に関与する重要容疑者である。

補強された施錠や看守への注意喚起にもかかわらず、一部の区域は、脱出を試みる受刑者にとってフィリ依然として侵入可能な状況にあり、看守の人員も逼迫している。事件を受け、看守や監督職員を含む6人の職員が、過失の可能性に関する調査が完了するまで職務を外されている。また、勤務中に一部の看守が居眠りをしていた可能性についても調査が行われている。

自首の呼びかけ

ムアリップ大佐は、逃走犯に対し、「最寄りの警察署に自首してください。私たちは、あなたが再び捕まるまで決して止まりません」と平和的に自首するよう呼びかけた。

警察当局は、マツテ容疑者の家族や親しい知人にも自首を説得するよう呼びかけているという。

今後の脱走防止策

DCPOは、施錠の交換や脆弱区域の再設計、既存の収容管理の規則見直しなど、拘置施設の警備強化に取り組むことを約束した。

今回の脱走事件は市民の安全への懸念を呼んでいるが、警察はマツテ容疑者の逮捕を最優先事項としている。

当局によると、これは2026年にダバオ市で記録された初の刑務所脱走事件であり、捜査が市内で続く中、拘置施設の警備をさらに強化する必要があることを改めて示す重大な警告となっている。

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