2022年大統領選の届け出が11月15日月曜日で締め切られるのを前に、大統領選をめぐって再び大きな動きがあった。サラ市長、ドゥテルテ大統領、ゴー議員の決断は、1か月前とはまったく異なるものとなった。
まず、ダバオ市長で現大統領の娘でもあるサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、以前から話をしていると噂のあったラカス党(Lakas-CMD)から副大統領候補として出馬することとなった。また、ペアで大統領候補として出馬する人物として、同政党の党首であるマルコス氏が濃厚となっている。11月12日金曜日、サラ市長の代わりに届け出をしたReynold Munsayac氏は、近いうちにサラ市長から正式に発表があると述べた。
サラ市長は11日、自身の政党「Hukbong ng Pagbabago (HNP)」を離脱し、その日のうちにラカス党に入っていた。また、市長選への立候補を取り下げ、その代わりに現副市長でサラ市長の弟であるセバスチャン・ドゥテルテ氏が市長選に立候補した。
また、一度は立候補を取り下げた現大統領のロドリゴ・ドゥテルテ氏も、あらためて副大統領候補に立候補することも明らかになっている。政党のPRをおこなう担当者から明らかになったもので、ドゥテルテ大統領が11月15日月曜に選挙委員会に再び届け出をすると述べた。この前に、副大統領選に出馬表明していたクリストファー・ゴー議員はこれを取り下げ、政党「Pederalismo ng Dugong Dakilang Samahan(PDDS)」から大統領選へ出馬すると明らかにしていた。
それぞれの正式な発表は近日中に明らかになるだろう。各候補者の思いなどを聞けるまで待ちたいと思う。