パイロット校での対面授業について、教育省は国内の100校を選定した。ダバオ地方からはダバオデルサル州とダバオデオロ州の8校が参加することとなる。この結果次第では、対面授業が全国で再開されることとなる。
プレスリリースにて、教育省は、国内の対面授業をおこなうパイロット校100校をすでに選定したと発表した。このリストに含まれたダバオ地方の学校は計8校で、感染リスクの低いダバオデルサル州とダバオデオロ州から選定された。ダバオデルサル州は3校、ダバオデオロ州は5校が選ばれている。教育省ダバオ支部のJenielito Atillo報道官によると、この8校にはすでに通達しており、現在各校は対面授業再開の準備を進めているという。
しかし、今回の8校にはダバオ市の学校は含まれなかった。これはダバオ市が同地方のなかでも感染の中心となっており、リスクが高いと考えられていることが原因だという。さらに、現在私立校20校についてもパイロットテストに含めるか検討しているという。パイロットテストについては、公立校では11月15日、私立校では11月22日に開始される予定だ。
対面授業再開にあたっては、地方自治体の承認だけでなく、テストに参加する児童生徒の保護者からの許可も得ているという。さらに、安全確保についても十分おこなっている。学校職員の90%は1回以上ワクチン接種を終えており、参加校の職員444名中317名がワクチン接種を終えているという。
パイロットテストは12月末までの段階で評価がおこなわれ、2022年1月末までおこなわれることになる。また、同年2月までにパイロットテストの結果を取りまとめ、ドゥテルテ大統領へ対面授業を全国でおこなうか判断をあおぐこととなる。
一部ではあるものの、子どもたちがようやく学校に戻ることができる。ここで成功し、フィリピン国内の子どもたち全員が学校生活を送れるようになればと思う。