【News】ダバオ税関港湾局、ダバオ地方に入港する小型船の監視を強化

港湾

スールー諸島の倉庫で12億ペソ相当の密輸タバコが発見されたことを受け、ダバオ税関港湾局(以下BOC-Davao)は、ダバオ地方に入港する船を厳しく監視している。

「ダバオはミンダナオ島最大のハブ都市なので、我々は多くの小型船を監視している」とBOC-Davaoの地区担当者、Austria氏は述べた。2023年3月15日にダバオ市のアカシアホテルで行われた第96回ダバオ市創立記念式典でのことである。

同氏は、この地域の違法な密輸品との戦いにおいて、海軍・国軍・沿岸警備隊・犯罪捜査探知グループ(CIDG)・麻薬取締局(PDEA)と協力し、多方面からの介入を可能にしていると語る。

BOC-Davaoの年次報告書では、2022年にはダバオ、ダディアンガス、マティ、パランの地域で計2億4,500万ペソの違法禁制品が押収されたとされている。密輸タバコはそのうち約1億1,000万ペソを占め、全体で2番目に高い金額となっている。

Austria氏は、小型船に狙いを定める理由として、彼らの背後にいる人物に警告を送るためだとしている。「彼らは、我々が密輸対策への取り組みを強化していることを実感する必要がある。我々は法律の対象が全ての人だと誰もが理解するように、関係者の上から下までをターゲットにした作戦を展開している」と同氏は語った。

ダバオ地方は現在、物流ハブとしての地位を確立することを目指している。そのため、このような密輸は一際脅威である。ダバオ湾の物流の信頼性を高めるためにも、この施策の重要性が伺える。

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