コロナ禍に入ってからも、中国政府はダバオ市の子どもへの支援を続けているようだ。2020年、中国政府から無償でノートパソコンを供与された学生に、中国政府は追加で8,000ペソ(約17,500円)の奨学金を付与することを決めた。
当プログラムの担当者であるNorman Baloro氏は、このプログラムが「Sprout Award: Scholarship of the Consulate General of the People’s Republic of China in Davao for Outstanding Students in Mindanao」という名前であり、素晴らしい成績を収めた学生を対象に奨学金を付与すると述べた。Baloro氏は、「このプログラムはとてもタイムリーで、家族の経済的負担を和らげることにもつながります。大きな手助けとなるでしょう」と語った。
中国政府の支援は2020年10月にもおこなわれ、310名の児童生徒に無償で端末が配布された。コロナ禍で端末が十分にない家庭にいても、オンライン授業を受けることができるようにするために、ダバオ市中国領事館がスポンサーとなっておこなわれたプロジェクトであった。
ダバオ市中国領事館によると、今回のプログラムの対象者は2020年に無償でノートパソコンを受け取った310名であるという。さらに、2020年度の成績がクラスで上位10名に入っておく必要もある。優秀でありつつも、経済的に困難を抱えている学生を支援しようという姿勢が伺える。
中国政府からは今回のような学生支援だけでなく、さまざまな支援がおこなわれている。さらに、ミンダナオ鉄道やサマル島-ダバオ市の橋も、中国の支援で建設される予定だ。中国の影響力の大きさを伺うことができるといえよう。
【News】中国政府からダバオ市の子どもたちにタブレット1,000台が贈与
【News】中国政府、ダバオ市内の子どもたちにパソコンを贈与