【News】リゾートで発生したトラブル、大きな論争につながる

ダバオ市の隣にあるサマル島にて、あるリゾートの宿泊客対応をめぐって議論が起こっている。トランスジェンダーである宿泊客が女性用トイレの使用を拒否され、その一連の流れがFacebookに投稿された。この行動に対し、当該リゾートがこの宿泊客に法的措置を取ることを計画しているというものだ。

事の発端は、5月10日の夜に発生した。トランスジェンダーの女性であるGonzaga氏は、サマル島のリゾートで性差別を受けたとFacebookに投稿した。その内容は、5月8日に宿泊しているとき、女性トイレでうがいをしてもよいか従業員に伺ったが、トイレに入ることを拒否され、「ここではいけません。『ゲイ』なんだから男性用トイレに行ってください」と言われたというものだった。その後、この従業員は性転換が終わっている証拠を出すよう要求したため、Gonzaga氏はこの問題を管理人に突き出した。しかし、この管理人もまたトランスジェンダーの女性は女性トイレを使えないと言ったため、Gonzaga氏は驚いたと述べた。これらを総じて、このリゾートの人たちは「トランスジェンダーや同性愛者に対して明らかに不寛容」だと主張した。

これについて、リゾートの管理人であるReta氏は、Gonzaga氏の性差別を受けたという主張は誤ったものだと主張した。そして、「そんな無礼なことはしていません。トイレで対応した従業員もそうです。無礼なことはしていませんし、叫んでもいない。すべて解決したのに、メディアに出てきた時には悪意で溢れていました」と語った。そして、今回のオンラインに投稿された内容にがっかりしたと述べると、従業員もまた多くの非難を受けたと述べた。この問題の解決のため、サマル島の地方自治体「the Igacos local government unit」も手書きの抗議文を提出するよう強く求めたが、まだ届いていないという。

この出来事の後、5月12日から同じようなことが起きないようにするため、このリゾートではトランスジェンダーの宿泊客を受け入れないこととした。設備が整っていないことが理由とのことだ。ただし、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルの宿泊客については継続して受け付けるとしている。また、トランスジェンダーの宿泊客の予約キャンセルおよび返金も既におこなっていると述べた。しかしながら、管理人はLGBTへの偏見は持っていないと主張しており、バランガイの長を勤めていたときには当該コミュニティへの支援をおこなっていたとも語っている。

また、この一連の騒動に関して、サマル島Igacos市で観光分野を担当するRosabel Jusguan氏もコメントをしている。Jusguan氏は、早く両者の問題が解決することを願っていると述べ、サマル島は基本的な感染対策をしてもらえればLGBTのお客さんももちろん歓迎すると語った。