【News】新型コロナウイルス感染対策アプリ「SafeDavao QR」、施設などへの導入に課題

コロナ検疫

ダバオ市で導入された「新型コロナウイルス追跡システム(SafeDavao QR:DQR)」だが、企業や店舗などへの導入が、市全体の何パーセントまで進んでいるかはご存知だろうか?2020年12月7日に全ての人にQRコードを携帯することを求め、企業などへは出入りの際スキャンするよう求めたが、曖昧な部分が依然として存在しているようだ。

ダバオ市人的資源管理局(HRMO)でDQRの導入責任者を務めるLemuel Ortonio氏は、3月12日、市内の企業や施設、店舗などが入出時にQRコードの読み取りをおこなっている割合が、市全体の「15%」に留まることを明らかにした。この数値は、DQRが全員に求められてから1ヶ月後のものだという。

DQRは新型コロナウイルス(Covid-19)に感染した人の動きを追跡し、濃厚接触者を特定するのに必要なシステムだ。ダバオ市では、施設や企業、店舗などに入出する際、一人ひとりに振り当てられたQRコードをスキャンすることになっている。そして、Covid-19感染者と同じ場所に15分以上居た場合、濃厚接触者となり、ショートメッセージで通知がいくようになっている。15%しか導入が進んでいないとなれば、この一連の仕組みが機能していないものと思われる。

このような事態に至っている背景として、依然としてDQRが「義務化」されていないことが挙げられる。DQRには現在も準備を要する部分が残っているため、処罰できないのが現状だという。

先日、フィリピンから日本に帰国した人から「フィリピン型変異ウイルス」が発見されるなど、変異ウイルスによる新たな感染拡大も懸念されている。感染対策の鍵となるQRコードシステムの普及が急務となっている。