この度、新型コロナウイルス追跡システム(Safe Davao QR: DQR)の携帯アプリがダウンロードできるようになった。Google PlayとApple App Storeからダウンロードできるという。携帯アプリになったことで、便利になる点がいくつか挙げられる。その利点を見ていこう。
ダバオ市人的資源管理局(City Human Resources Management Office:HRMO)局長のLemuel Ortonio氏は、QRコードにアプリを介してアクセスできるようになるため、スキャンの手間が省けるようになると語った。また、施設入場時のスキャン情報を基に、陽性患者との接触があった場合、アプリに通知が来るという。Ortonio局長は、「通知メッセージはビサヤ語で来る。さらには場所、日時なども記載される」と語った。
さらに、スキャンすればその人が陽性か分かるようになるという。施設に入場する際QRコードを読み込むが、この時に新型コロナウイルス(Covid-19)の陽性かがすぐ分かり、施設に入れるか否かその場で判断できる。ただし、この「ブロック機能」については、現在管轄のチームが開発しているところだという。
さらに同氏は、DQRを全面実施したことで効果があり、特に追跡調査の手間が大幅に簡易化されたと語った。以前は陽性患者一人ひとりにインタビューをして、濃厚接触者を特定していたが、この方法が人混みによく行く人たちには効果がなかったという。しかし、DQRが導入されてから、連絡の必要がある人の数が大幅に減り、プッシュ通知を出すだけで良くなったという。
DQRのさらなるアップデートによって、ダバオ市の新型コロナウイルスの感染状況がさらに改善されることを願いたい。