ダバオ市役所は、新型コロナウイルス追跡システム(SafeDavaoQR:以下、DQR)の全面実施を11月23日にする予定だったが、再度延期することを明らかにした。前回は登録サイトにおいて問題が生じたため延期になったが、新たな問題が見つかったようだ。
ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏によると、登録サイトのプロバイダーから、いくつかの端末からサイトに依然としてアクセスできていないという連絡があったという。特にiPhoneなどのiOS端末がアクセスできない状況であり、現在Apple社に許可を取っているそうだ。またサラ市長は、全面実施の日時については明らかにしなかった。
では、DQRはしばらく導入されないままなのだろうか?サラ市長はこの件について、段階的にいくらかの会社や施設でDQRを導入することを明らかにした。Android端末でQRコードを読み込むことができ、インターネット環境が整っていることが条件になる。また、前述のとおり、iOS端末はApple社からの許可を待っているため、同端末を使用する会社や企業はまだ待ってほしいとのことだ。ダバオ市は、DQRを最初に実施する企業一覧を今後明らかにする計画だ。
さらにサラ市長は、予定されていたチェックポイントでのQRコードの読み込みや、路上でランダムにQRコードをチェックする取り組みについてはおこなっていないことも明らかにした。問題が改善され、QRコードの全面実施が開始される日を待とうと思う。