ダバオ市警察は、同じ家に住む人を除いて、バイクに2人で乗る際はシールドを装着することは今も義務付けられていると明らかにした。 この規制は、国内の一般的なコミュニティ隔離(GCQ)下にある地域が対象となるが、ダバオ市は修正された一般的コミュニティ隔離(MGCQ)下にあるため、本規制を施行する必要は本来ない。
フィリピン国内では、実際にシールドをしなくてもよいとする地域が出始めているようだ。バイクのシールド着用に関しては、様々な議論があったが、サラ市長はバイクのシールドはつけることを求める決断を下した。
タスクフォースの司令官であるグイレルモ・エレアザル氏は、結婚しているもしくは一緒に住むカップル、兄弟、親戚など同居を共にする者の同乗については、シールド装着が免除されることを強調している。また、後部座席に乗車できる人は、外出を許可された人もしくはすでに営業再開が許可されている職場で働く人に限られる。さらに、バイクは個人所有のものに限られ、運転手はマスクおよびフルフェイスのヘルメットを着用しなければならない。更に、シールドをしない場合、乗車する2人が同じ家に住んでいることを証明する物を示す必要があることも念を押して伝えられた。
行政も感染拡大を防ぐため、様々な手を講じている。フィリピン国内では毎日5,000人前後の新型コロナウイルスの新規感染者数が報告されているが、ダバオ市ではこのままその数を押さえ込み続けてほしい、と切に願う。