【コラム】日本人が誰も知らない世界遺産「ハミギタン山地野生生物保護区」

「ハミギタン山地野生生物保護区」については、そこに立ち入るには、地元当局の許可が必要との記載と、そこで一般観光客の受け入れ施設となっているのが、ハミギタン山西側中腹の自然科学博物館があるということは確認できた。現状で、一般の観光客が入れる遊歩道の設置や、ガイドの有無などの詳細については調べることができなかった。

世界最大の口コミサイトであるトリップアドバイザーにも、当地についての日本語の口コミはなく、“日本人が誰も知らない世界遺産”といっても言い過ぎではないかもしれない。私自身もその実態に触れたことはないが、次回ダバオを訪問する折には、ぜひこの知られざる世界遺産を訪問し、その豊かな自然の一端に触れる貴重なひと時を過ごしてみたいと考えている。

なお、一般観光客が訪れるには、世界遺産地区の受け入れ体制の整備(例えば環境に配慮した遊歩道の設置、ガイドの養成など)、今後のさらなる都市間交通網の整備や、地域の治安や安全性の改善などの条件が満たされなければならないが、前々回のコラムでその可能性について指摘したダバオ、サマルに、この世界遺産としての「ハミギタン山地野生生物保護区」を加えた観光圏としてのトライアングルが機能するようになれば、ダバオの観光拠点としての地位がさらに高まることであろう。またその日が早い時期に訪れるであろうことを夢想するのである。

ダバオオリエンタル州オフィシャルビデオ