【コラム】今、ダバオとサマル島の観光一体開発に大きな可能性

ダバオ市の対岸サマル島の美しい海とビーチ

谷口 知司(たにぐち ともじ)
1955年生まれ。ミンダナオ国際大学客員教授 元京都橘大学現代ビジネス学部ならびに同大学院文化政策学研究科教授。
東北大学大学院教育情報学教育部博士前期課程修了 博士(文化政策学)専門 観光学、文化情報学。
初めてダバオを訪問した時からそのポテンシャルを感じ、ダバオ観光の発展を願っているダバオファン。ダバオッチ創設者ハセガワ氏は彼がまだNGOに勤めていた頃からの友人である。
主要著作に、『ひろがる観光のフィールド』(共編著、晃洋書房、2020年)、『これからの観光を考える』(共編著、晃洋書房、2017年)、『デジタルアーカイブの資料基盤と開発技法』(共編著、晃洋書房、2016年)など。


日本において旅行会社や個人が海外に渡航する際に当該地域の安全性を知る目安とするものに外務省海外安全情報がある。安全情報は、危険情報と感染症危険情報があり(他にスポット情報、広域情報がある)、それぞれレベル1(十分注意してください)からレベル4(退避してください、渡航は止めてください)までの4つの種別で注意喚起されている。

感染症情報を眺めると新型コロナウイルスのパンデミックを受けて世界の多くの国がレベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))の指定を受け、これらの国々との交流が閉ざされている。こんな時期に観光について論じることに戸惑いを感じるという人もいるかもしれないが、来るアフターコロナの時代に向けて、今こそ観光について思い巡らす必要性を痛感する。

外務省海外安全情報

ところで、通常の状況では、一般に安全情報とは危険情報のことである。外務省や在外公館が収集した当該地域の治安情勢から、渡航や滞在に際して安全上の問題ある国・地域を対象に、危険の度合い(在外日本人の生命に危害が及ぶ可能性)を示すものであり、日本との関係においては大きな意味がある。