フィリピン人の4人に1人は、自分や家族の生活が来年良くなるかどうかについて不確かだと感じており、特に経済的に最も困難な層ほど、新年の見通しに対して楽観的でないことが、世論調査機関「WRヌメロ」による2025年11月の全国調査で明らかになった。
最新の「Philippine Public Opinion Monitor(フィリピン世論調査モニター)」では、回答者に2026年、自分や家族の生活が改善すると思うか尋ねた。全国調査は2025年11月21日から28日まで実施され、フィリピン国内在住の全国代表サンプル1,412人を対象に対面インタビュー方式で行われた。
調査によると、来年生活が良くなるか分からないと答えた人は25%で、半数以上の55%は生活が良くなると楽観的に見ている。さらに、今年と来年の生活は変わらないと考える人は16%、生活は悪化すると考える人は4%にとどまった。
所得階層別のフィリピン人の2026年の見通し
所得階層別に見ると、最も所得の低い層では、2026年に生活が良くなると答えた人は50%にとどまり、29%が来年の生活が良くなるかどうか分からないと回答した。さらに、5%は生活が悪化すると見ており、全所得階層の中で生活の見通しに不確実性を感じている人が最も多い結果となった。
これに対し、中~高所得層では66%が生活が良くなると答え、来年の生活が良くなるか分からないとした人は12%にとどまっている。
また、中所得層では65%が生活が良くなると楽観的に見ており、不確かだと答えた人は15%にとどまるなど、不確実性を感じる人は少数派となっている。
地域別の見通し
地域別に見ると、2026年に何が起こるか分からないと答えた人は、ビサヤ地方(29%)、ルソン地方その他地方(26%)で最も多く、マニラ首都圏(23%)、ミンダナオ(20%)がこれに続いた。
来年の生活が悪化すると考える人は、ルソン地方その他地方(6%)と最も多く、ミンダナオ(5%)、マニラ首都圏(4%)、ビサヤ地方(1%)となっている。
また、今年と来年の生活は変わらないと答えた人は、マニラ首都圏(20%)で最多で、ルソン地方その他地方(18%)、ビサヤ地方とミンダナオ(12%)だった。
性別による見通し
2026年の生活への見通しに不確実性を感じているのは、男性(27%)で女性(22%)より高い。男性(6%)は生活が悪化すると答えており、同様に不安を感じる女性(3%)の約2倍となっている。
これに対して、女性のフィリピン人は来年に希望を持つ人(60%)と、男性(50%)より多いことが分かった。
調査概要
この全国調査は、2025年11月21日から28日にかけて、フィリピン国内に居住する全国代表サンプル1,412人を対象に対面方式で実施され、誤差範囲は3%で、信頼水準は95%だった。
地域別の誤差範囲は、マニラ首都圏(7%)、ルソン地方その他地方(4%)、ビサヤ地方(6%)、ミンダナオ(5%)で、いずれも信頼水準は95%である。






