
フィリピン貿易産業省(以下DTI)は2025年6月26日、生活必需品の安定供給を確保するとともに、価格を適正に維持するため、製造業者と積極的に連携していると発表した。
DTIは声明で、国際的な政治的緊張が続く中、生活必需品や主要商品の価格安定を図るため、全国的な価格監視を強化していると述べた。この取り組みは、イランとイスラエル間の紛争激化による燃料価格の上昇を防ぐことを目的としている。
「生活必需品の価格がわずかに上昇するだけでも、一般のフィリピンの家庭には大きな影響があります。このため、マルコス・ジュニア大統領の指示に従い、全国規模での監視を強化し、不当な値上げを防ぐため、業界関係者と緊密に連携しています」とクリスティナ・ロケ貿易産業大臣は述べた。
DTIは地方自治体や関係機関と協力し、重要な商品の価格安定策を実施して、生活必需品が引き続き手頃な価格で入手できるよう努めている。
最新の希望小売価格一覧はDTIのウェブサイトで確認することができる。
なおDTIは、希望小売価格を超えて販売している小売業者、流通業者、製造業者を発見した場合、One-DTI(1-384)ホットラインまたはメール(ConsumerCare@dti.gov.ph / ReporttoSec@dti.gov.ph)での通報を呼びかけている。